停電の置き土産

2001.05.16


2,3日前の夜,停電があった,PCの画面が完全に真っ暗になってすぐ復旧した.事件はそこから始まった.

どうもこのときにWindowsは関連付けの一部のデータを壊してしまったようだ.
それは,今日,発覚した.関連付けしてあるテキストエディタが,エクスプローラから立ち上がらない.
そればかりか,エクスプローラではちゃんと存在している,WINフォルダがないという意味不明のエラーメッセージを出し始めた.(警告ダイアログが続けて6つほど出る状態)

とりあえず再起動してみる.そのときBIOSのセットアップで,ハード側におかしな点がないかチェックするが,
どこもおかしくない.
Windows2000を再起動しても症状は同じ.エクスプローラでは見えているのに,ファイルがないというエラーが出る・・・・・・


なにはともあれ,DOS窓でfsbしてみる.
が,症状は同じ・・・・ 仕方がないので,セットアップCDで,修復セットアップしてみる.


さて,物語ははじまりました.

修復セットアップで,どのWindowsを修復するかを選択するのですが,なんと,ハードディスクにWindowsが
見つからないというメッセージが!! そればかりか,ハードディスクが存在しないと言われた・・・・・・・

ためしにMS−DOS(Win98のブートディスク)からfdiskしてみると・・・・・・ちゃんと存在している.
エラーもない.
こういうときのために私はハードディスクをFat32にしてある.(このことに,意味はないが・・・・)

さて,困った.Window2000にこのハードディスクを認識させるにはどうすればよいか??
一番手っ取り早いのは,ハードディスクを完全にまっさらにして,CDブートしてW2K新規インストールである.
しかし,そんなことしたら,そのハードディスクの中のデータを全部消すことになる.
バックアップとろうにも全部で12GBほどあるデータを全部吐き出すメディアがない・・・・・・・
ということで,ついに買ってしまいました.

初めて箱入りのハードディスクを購入.

いつものプチプチビニール入りのバルクじゃありません.

この中はそれですけどね.
中身はこれ.

いつもの御用達であるお店が
休みのため違う店で購入.

ハードディスクの取り扱い説明書なんて,初めて見た.

それと保証書も・・・
これがうわさの取り扱い説明書.

早速買ってきたハードディスクをマスタに,以前のハードディスクをスレーブにして,以前買ってあったステーを利用して,本体のドライブベイの下にぶら下げてしっかり固定する.

こんな状態.

上が新45GB,下が旧30GB

こうしないと,マザーボードのコネクタにハードディスクがあたってしまう.

なんか情けないような,かっこいいような.

で,早速fdisk

旧ハードディスクの旧C:ドライブを削除.新ハードディスクに理論領域を作ってformat.
とりあえずはこれだけやってCDブートします.

CDブートして,新しくW2Kをインストール.ここまでは順調でした.
この最初のインストール後一度再起動になります.ここでつまづくことになるのです.

これは,インストール中の姿.

ハードの認識が完全に終わるまでいろいろ触るので,いつもこういう状態でやってます.

よい子はまねしないでね.

順番にハードウェアを認識しながら,画面のバーが伸びていくのを見つめます.
 (このときはまだシングルモニターです)
半分くらい行ったところで,バーがぴたっと止まります.
だいたい,このバーが止まるというのは,なんか認識できないときが多いです.今回も何かおかしなものを見つけたのでしょう.と,それくらいにしか思っていなかったのですが,驚いたことにブルーの画面が出て,そこから先に進めません.
その後,何度か再起動,ブルースクリーン,を繰り返しました.この時,マザーボードにはビデオカード以外接続していません.



しかし,私は大きなミスをしていました.ハードを完全にデフォルトにしていなかったのです.
W2KはUltraATA100に対応していませんが,私のマザーボード(ASUS A7V133)はオンボードでUltraATA100およびRAIDソケットを持っています.ASUSのW2K用ドライバもマザーボードに同梱されていましたので,私はうれしがって,あとからこのドライバをインストールしてUltraATA100にしていたのです.

 (事件後,うちのBBSで,洋洋さんに教わってはっとしましたが,最初のCDブート時に,追加ドライバとして,このドライバを読み込んでいれば,こんなことにはならなかったはずです.完全に私の知識不足が敗因です )

ハードウェア認識途中のブルースクリーンはATA100が原因でした.
そこで,ケーブルをもとのATA66用に変え,再度認識開始.
しかし,相変わらずブルースクリーンが出ます.
まさかと思って,今度はBIOSのデフォルト設定でブートしてみました.

ということで,インストールは無事に終了しました.ATA100に変えた時点で,BIOSが自動的に設定を変更していたようです.知りませんでした.情けない・・・・・

さて,インストールが終わったら,再度MS-DOS(Win98ブートディスク)でfdiskして,パーティションを完成させます.その後format.
その後,W2Kのエクスプローラーで,二台目ハードディスクに残っているデータフォルダを,ごっそり新しいハードディスクの新しいデータフォルダにコピーします.これで安心!

今度は各種カードの認識およびドライバインストールです.
ネットワークは自動認識されました.サウンドはオンボードなので,ドライバインストールでOK.次はいよいよいつも問題を起こす2枚目のディスプレイカードです.

なかなか認識されない2枚目のディスプレイカード

Windwos起動までは右画面が動作しますが,起動後画面は左に移り,右画面は固まります.

ここで,今回,デバイスマネージャで,ディスプレイ以外に不明なデバイスがある場合にディスプレイの2枚のカードが認識されないということを発見.
うちの場合.大容量記憶域コントローラが不明になっていました(ATA100のことです)
そこで,この不明なデバイスを削除して再起動すると,2枚のディスプレイカードが認識されます.
でも,これはうちのシステムに限ったことかもしれません.

ということで,やっとこさで復旧完了しました.

マザーボードのATA100のソケットが,二台目ハードディスクにまともにあたるため,ステーを利用して二台目ハードディスクをぶら下げましたが,ATA100は当分やめにしたので,ぶらさげも必要なくなり,現在は通常のケース付属ベイに2台のハードディスクが収まっています.
やっとケースにきれいに収まった2台のハードディスク.

ステーでハードディスクをぶら下げていたのはほんの短い間でした.

でもあと2台ハードディスクをぶら下げられることが判明した.

しかし,このハードディスクベイ.2台のハードディスクがやけに接近しています.
ケースは,このハードディスクを冷却する位置に,ケースファンを取り付けられる設計になっています.
次は,ここにファンをとりつけることになりそうです.

なかなか,奥の深い自作PC道でありました.


2001.06.03追記

ハードディスクを冷却するために,ケースファンを取り付けました.これで熱対策はばっちりです.
ハードディスクベイの前は
ケースファンがちょうど入る
大きさに加工されています.

ここに8cmのケースファンを
取り付けました.
このケースファンのおかげで
ケース内に風が行き渡るようになり,以前よりかなり
熱につよくなりました.

やっぱり,ファンは付けられる
ところがあれば,つけたほうが
いいみたいです.
今回のケースファン取り付けで,一応はメイン機の工作は終わりです.
ATA100もRAIDもやっぱりやめます.まあ,そんな必要ないし,知識もついていかないし.
自信がないときは,やめるのが一番です.
なにせ,このPCが止まると仕事になりませんから.